なぜ本読みの宿題が出るのか
2019年05月11日
小学校の国語の宿題で教科書を音読する宿題が出ます。
では、ここでは本を音読するメリットを考えてみましょう。
先ず音読するときちんと漢字が読めているか分かります。
声に出して読まない黙読では正しく読んでいると思い込んで読んでいる可能性があります。
間違った漢字の読みをしたり、読めないままにしてしまいがちです。
当然、その後の漢字の問題で間違ってしまいます。
次に音読すると自分の読みスピードが正しく分かります。
テストをすると時間が足りなかったと言う子どもは意外にたくさんいます。
時間をかけると問題は解けるがテストになるとできないは、読むために時間がかかり過ぎている可能性があります。
ですから、日頃から音読をすることで文章を滑らかに読めるようにする必要があります。
読むことに一生懸命になってしまい、問題を考える時間が減れば当然正しい答えを探し出すことが難しくなっていきます。
国語の問題の正答率を上げるためには、
1.与えられた文章を早く正確に読めるようにする
2.問題をきちんと読んで問題の意図をきちんと把握する
3.じっくりと考えて答えが書かれている箇所を探し出す
4.問題に則した答えを考えて記入する
この流れをきちんとできるようにするためには、日頃からの音読の練習が重要になってきます。
保護者の方々はいろいろと忙しいと思いますが、子どもの音読をきちんと聞いてあげていただけたらと思います。
そうすれば、わが子が国語ができない原因を発見できるかもしれません。