伸びる子と伸び悩む子の違い
2018年10月20日
1万人以上の子どもを指導して気付いたことなのですが、伸びる子にはやはりそれなりの理由がいくつかあるということです。
その一つが、伸びる子は先を見て行動しているということです。
例えば、今回のテスト結果が悪かったならば、なぜ悪かったかという原因を探し出し、次のテストで良い結果を出すために改善策を探し出し、取り組んでいきます。
その良い結果を出すまでは「我慢」の時期だと考えてコツコツと努力をしていきます。
一方伸び悩む子は、その結果、その時だけしか見ていません。
今回テストの結果が良かったなら、次のテストも良い結果を出そうという意識が希薄なのです。
次も同じような結果を期待して待つだけなのです。
ですから、偶然良い結果が出れば、そのことだけを期待し続けています。
当然努力をすることがないわけですから、次回の結果は悪くなっていきます。
見ている視点が今、その場が中心になっています。
成績は常に上昇することはありません。
必ずアップダウンの繰り返しをしながら上昇していきます。
だから、先を見通した視点で行動することが必要になってきます。
なかなか先を見通して行動することは難しいことですが、子どもが伸びていくためには、将来どんな職業に就くのか、そのためにどんな学校に進学するのか、そんな未来像を描きながら勉強に取り組んでいけるといいのではないでしょうか。