問題の構成を知らない子ども
2019年06月07日
算数や数学の問題を解く際に、その問題構成が分かっていないために間違える子どもがいます。
例えば、次のような問題の場合
1⃣ 紅茶とミルクの重さが10:7になるように混ぜてミルクティーを作ります。次の問いに答えなさい。
(1)紅茶を250gにするとミルクは何gいりますか。
(2)ミルクティーを全部で850g作るとき、紅茶は何gいりますか。
この問題の場合は、先ずは1⃣の問題文をきちんと読んで与えられた条件を把握し、その後理解した条件をもとに(1)の問題文を読んで解いていくのが解法の流れとなりますが、文章問題を苦手としている子どもの中には1⃣を読まずに(1)や(2)から解き始める場合があります。
この場合は当然最初の条件が分かっていないので、「解けない」「分からない」と思ってしまいます。
文章問題を苦手にしているお子さんがいるご家庭では、子どもが大問1⃣きちんと読んでいるか確認してみてください。
読んでいない状態で(1)以下の問題を解いているのなら当然正解することはありません。
そして、文章問題が苦手な子どものままでいることになります。
1⃣の後の問題文はその後の問題を解くための大事な条件であることをきちんと話してあげてください。
指導していると高校受験する中学3年生でも、急いで解こうと思うせいか大問を読まないまま問題を解いて間違っている子がいます。
問題をきちんと読む習慣作りは大切ですね。