変わる子どもたち
先週の火曜日は子どもたちの変化を見せられ、楽しく充実した家庭教師の時間を過ごすことができました。
今回はそんな子どもたちについて書かせていただきます。
①「ライバルは兄・妹」
小学4年生の兄と小学3年生の妹の2人の家庭教師で、国語の指導をしていた時、いつも授業の中に適度の緊張感を出すために二人で「競争」を行っています。
大概は、やはり兄の方が妹に逆転勝ちをするパターンですが、この日は二人とも気合いが入っていて、国語を苦手とする妹が集中して問題を解き、1問ミスで終わりました。
まだ、問題を解いていた兄の方は、かなりのプレッシャーを与えられ真剣な眼差しで問題を解き終わり、終わった瞬間に
「よっしゃ~」
と一言を発して私の採点をドキドキしながら待ちました。
全問正解と分かると兄は再び
「よっしゃ~」
と雄叫びを上げてガッツポーズ。
やはりいいライバルの兄妹でした。
②「難問に挑む妹とパーフェクトに挑戦する兄」
中学1年生の兄と小学5年生の妹の二人の指導。
兄は前回の英語でかなりミスをして、今回の数学にリベンジを誓っていました。
一方妹は、少し気分にムラがあり、嫌な教科から避けようとする傾向がありました。
そんな二人が挑んだのは、兄が「正負の数」の総仕上げ(文章題を含む)で、妹が中学受験の過去の問題と同等レベルの問題。
最初は兄もミスを発生させ悔しそうな発言を、妹はやりたくないな発言をしていました。
いよいよ当日の授業の最終チェック問題にチャレンジ。
兄も妹も真剣な眼差しで問題を解いていきました。
採点の段階になり、先ずは兄からで慎重に解いた兄は見事に満点を獲得し、ニコニコ笑顔でした。
続いて妹、テキストには合格点は80点とありますが、いきなりの80点はなかなか取れないレベルで、私は、
「6割取れたら合格だな」
と思っているとなんと75点を取ってくれました。
本人も予想外の高得点に満面の笑み。
よほど嬉しかったのでしょうね。
まだまだ家庭教師を始めて間がない子どもたちですが、真剣に問題と向き合って結果を出す子どもたちには頭が下がる思いです。