子どもの自主性にまかせるという言葉に潜む落とし穴

2018年10月22日

いよいよ受験も迫ってきて、進路を確定するために、子どもと先生の二者面談、保護者を交えた三者面談が行われるようになってきて、保護者の方から進路についての相談をお受けすることがあります。

その中でよく保護者の方からお聞きする言葉が、

「子どもの自主性に任せた方がいいんですよね?」

とか

「子どもが決めたことですから。」

などと子どもの自主性を尊重しましたという発言をお聞きします。

これは、一見子どもの自主性を尊重したいいことのように見えます。

しかし、本当にその判断は正しいのでしょうか?

まだまだ未成熟の子どもの判断だけで進路を決めて大丈夫なのでしょうか?

勉強が好きな子どもはいません。

当然、子どもは楽な方向に行きたがることは保護者自身が知っています。

そんな子どもの判断では、その子の持つ大切な能力の芽を潰してしまいませんか?

進路の判断をさせて話し合うためには、きちんと資料を提示することも大事です。

保護者の思いだけでは子どもの気持ちを納得させることは難しいです。

現在、塾の講師や家庭教師をしていて、潜在能力が高いのに判断ミスをしたために成績不振に陥っている子どもが多くいます。

私の二人の娘たちは、東京大学や京都大学に進むことができましたが、小学生の間は二人とも学習塾には通わせていません。

英語は中学に入ってから本格的に勉強しただけです。

しかし、保護者がきちんと子どもを見ていれば、そんな子どもでも大分県の公立高校入試で英語が満点になるのです。

そして、日本有数のレベルの大学に入学することができるのです。

子どもの自主性を尊重しながら、その進路にきちんとしたアドバイスをすることは、保護者の義務ではないかと思っています。

子どもの自主性という言葉の下に保護者としてすべき義務を忘れてしまえば、せっかくの子どもの能力も活かされずに終わったしまうかもしれませんね。


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