学べば選択の幅が広がり、行動すれば可能性が広がる
2019年07月20日
大人と子どものどちらが頭が固い(頑固という意味)かと聞くと大概は大人と答えると思います。
しかし、現実には子どもの方が頭が固いのです。
これは学習の場でも同じで、子どもは自分の感覚や少ない経験で判断していくことが多々見られます。
自分がこうだと思ったたらなかなか正しいことも受付ません。
自分の従来からのやり方の方が変化もなく心地良いみたいです。
勿論、これが正しいことならばいいのですが、間違ったことも何度となく繰り返していきますし、繰り返しているうちにそれは正しいものと判断していくことになります。
こうなると結構厄介で、頑張って学習しても点数が上がりませんから学ぶことを嫌っていくようになります。
結果的に学ぶことが少なくなって、子どもが狭い世界に閉じこもって物事を判断してしまうことにもなります。
学ぶということは自分の価値観と違うものに触れて、自分の価値観を変化させてくれることにもなります。
小学校から高校・大学と進学していくと、周りの友達もいろんな地域・国から来ます。
当然価値観は様々ですから、自分が正しいと思っていたことが実は違っているということにも気付きます。
学校から社会に飛び出した時、学ぶことが少なかった子はたくさん学んだ子よりも戸惑うことが多いのではないかと思います。
学んでいろいろと気付き、行動することで変化に強い柔軟性のある人間になれると思っています。
信念を持つことは大事ですが、頑固になることは世の中の変化に対応する力を自ら弱めることになると思います。
学ぶことを忘れずに行動する子どもがたくさん増えることを願う夏休みです。