子どもに身に付けさせたいこと
2018年11月30日
小・中学生の保護者がよく言う言葉が、
「子どもの宿題が終わらない」
「子どもが宿題をしない」です。
なぜ終わらないか、なぜしないかというと
「面倒くさい」
「分からない」などが原因です。
そして、勉強に面白さを感じていないからです。
この様な理由を言う子どもに、
「勉強は楽しいよ」
「役に立つよ」
と保護者が言っても子どもを納得させることはできません。
何故なら言っている保護者自身が、「勉強は楽しい」とか「役に立つよ」と本気で思っていないですから、子どもを納得させるには無理があります。
私は子どもに、
「勉強は面白くない」
「役に立たない」
と話すことがよくあります。
教える人間がそんなことを言っていいのかと思われる方は多いと思います。
でも、感受性が豊かな子どもは大人のウソには敏感に反応します。
大人が本当のことを言っていない。
だから、なかなか「勉強しなさい」と言ってもしないのではないでしょうか?
私が教えている子どもに「勉強は面白くない」とか「役に立たない」と話すと子どもはキョトンとします。
なぜそんな面白くなく、役に立たないことをするんだと不思議に思います。
「しなければいいやん」
そう言う子どもがたくさんいます。
「では、何でそんなことを学校でするんだろう?」
と聞き返すと子どもたちは悩み始めます。
実はここに子どもの学習が始まると思っています。
当たり前のことを当たり前にするのではなく。
なぜ、どうしてと考えること。
つまり、宿題には自分で考える力を養うという要素があると思っています。
宿題には自分で考えていくと大事な一面があると思っています。
嫌なことから逃げない、自ら考えていく。
大人になったら大事なことだと思います。
我慢強く考えていくこと。
子どもの将来には身に付けさせておきたいことだと私は思っています。