明確な目標設定
子どもを教えていて、よく保護者から
「県立高校なら何処でもいいから合格して欲しい」
そんな発言を聞きます。
実はこの言い方に凄く問題が有ると思っています。
それは、頑張らせたい子どもの目指す目標が曖昧で、どう頑張ったらいいか、分からないということです。
県立高校と言っても県内トップレベルの上野丘高校から普通科、工業、商業、農業、水産、福祉といろいろな高校が有ります。
実際に子どもの立場に立ったら何処に、どうやって行けばいいのと悩んでしまうはずです。
我が家の娘達には、中学入学時から明確な目標高校を設定していました。
県立高校なら上野丘高校。
私立高校なら東明高校の奨学生クラスの特別クラス(特特進と言われるクラス)を目標にさせました。
何故この二校かというと大学受験で九州大学以上を目指せるからです。
何故九州大学以上なのかという理由は後々お話しさせていただきます。
二人とも女の子ですが、現在は女性も自立して生きていく時代ですから、娘達の可能性を広げてあげたいと考えたのです。
娘達の可能性を広げる為に逆算すると、高校はこの二校がいいと考えて娘達の目標にさせました。
現在、上の娘は、東京大学大学院をこの三月に卒業し、四月からは大手IT企業に就職が決まり、これから自分の可能性を広げてくれると思います。
下の娘は、二月に京都大学を受験し現在は合格発表待ちです。
二人ともこれらの大学を受験する機会をいただいたのは、やはり明確な目標高校を設定したからだと思っています。
何故勉強しなければいけないのか。
何故上野丘高校や東明高校の奨学生なのか。
何故九州大学以上の大学なのか。
これらは子どもの持つ可能性を広げてあげたいという親の願いからです。
そして、その親の思いを子どもが受け止めて勉強した結果が今の子ども達の姿だと思っています。
だから、保護者の皆さんは自分の子どもに明確な目標を設定してあげてもらいたいと思います。
そうすれば、子どももきっと今より頑張ってくれると思います。