東京では高卒の就職が厳しい?
2019年05月08日
先日のゴールデンウィークに東京にいる弟家族が7年ぶりに実家に帰省してきました。
小さかった姪も高校2年生になり驚いたのですが、その時に義理の妹から、
「東京では高卒の就職が厳しいので、専門学校や大学に進学するんですよ」
と言われ一瞬耳を疑いました。
姪は実業系(商業・工業など)高校に進学したが、就職が厳しいので専門学校への進学を考えているということでした。
大分県ではまだまだ高卒が中心になっています。
しかし、東京では大卒が就職の中心になっているとのことです。
厚生労働省が発表している平成29年の高卒と大卒の初任給を比較すると、
東京都
大卒 約21.5万円 高卒 約17.3万円
差は約4.2万円となっています。
大分県
大卒 約18.9万円 高卒 約15.6万円
差は約3.3万円で東京都より約1万円差が狭くなっています。
確かに東京都の大卒と高卒の初任給差は大分県より大きくなっています。
東京都の場合は、年間で約50万円も違っています。
今後人口減少が進み、ITやロボットが導入されていった場合、高卒の働く場所は減少していくかもしれません。
かつて中卒が企業にとって「金の卵」ともてはやされていたが、今では中卒の就職先は激減しています。
東京都で起こっていることは、将来この大分県でも起こりうることかもしれません。
10年後、20年後の子ども達の置かれる社会を考えると、大分県の子ども達も大学や専門学校への進学を要求されていくのかもしれませんね。