算数ができない大人
2019年11月06日
このタイトルを聞いて小学生の子どもの間違いではと思う方が多いのではないでしょうか。
しかし、現実に算数ができない大人が存在するそうです。
以前、大学生でも分数や小数の計算ができないという話を聞いたことがありましたが、当然大人でできない人がいることはこの話から想定できます。
では、どんな問題を答えられないのかというと、小数や分数の計算なのです。
10月から消費税がアップしましたが、その消費税込みの価格を計算できない方がいます。
私が教えた生徒の間違い例です。
1個130円のりんごに10%の消費税込みで売値を計算するのに、
130×10=1300
として1300円と計算した中学3年生がいました。
また、
130×0.1=13
として13円と計算して税額だけで売値として答えた中学生もいました。
中学校の成績が下位集団にいる生徒の中にはこのような答え方をする生徒が存在します。
これは、小学校段階で小数計算をきちんと理解せずに中学に進学してしまった結果だと思います。
分数計算でもあります。
5/7(7分の5)+3/5(5分の3)
この計算を分母を通分しないで分母同士、分子同士を足して8/12(12分の8)と答える生徒が意外に多くいます。
作り話ではないですか、そう疑う方もいると思います。
しかし、これは現実なのです。
先日も友人の看護師の方から資格試験を受けるのに、中学までの数学や理科を教えて欲しいということを言われました。
ネットの家庭教師募集の中には、社会人の方からの家庭教師の依頼を見かけるようになりました。
大人向けの算数教室もあるそうです。
現在、小学生をお持ちの保護者の方は、お子さんが小数、分数の計算でつまずいているなら要注意です。
早目に対策を立てることをオススメします。