親が決める子どもの能力
2018年06月23日
大分にいると高等教育機関の大学が非常に少なく、大学生を見る機会も少ない。
当然、大学で県外に行く方も多いので、地元大分には大学卒業の方は少なくなり、親の学歴も高校卒業が多くなってしまいます。
そうなると、親も自分の子どもだから
「高校卒業くらいでいいや」
と考えている方が多くなります。
過度の子どもへの期待は子どもにプレッシャーを与えますが、本当にその子の正しい能力を見て高校卒業くらいでいいと考えているか疑問になります。
私の両親は、中学卒業しかしていません。
そんな両親の下に生まれた私ですら地方国立大学を卒業できるのです。
地方国立大学卒業の私の二人の娘は東京大学卒業や京都大学に合格するのです。
子どもの能力は親が思う以上だと思います。
上の娘が東京大学に在学中に、家庭教師をしていました。
そのご家庭は子どもを大学に合格させるために、家庭教師を3名雇い、月に7万円以上の家庭教師代を一人の子どもにかけていました。
東京は、ある意味経済格差の縮図みたいな場所です。
年収1000万円を超える方がたくさんいます。
しかし、一方で大分と同じ様な年収の方もたくさんいます。
その経済格差を日頃見ているなら、子どもに幸せな生活を送ってもらいたいと願う親なら、この様な家庭教師の利用の仕方も当然の行動になるかもしれません。
子どもの能力をきちんと見て、子どもに期待をかけて、子どものやる気を引き出すことが大事なことだと思います。
子どもが勉強しない、子どもが頑張らない、そんな声を聞きますが、その原因が親の子どもの能力を決めつけた発言にあるなら悲しいですね。