間違ってからが大事
2019年04月20日
中学3年生の高校受験を指導していて気付くことは、成績が良いお子さんの学習の仕方に、間違った問題を修正する際にきちんと解説を読んでいることが上げられます。
成績の不振なお子さんは、解答を見てまる付けをして、間違いをただ赤ペンなどで書き直すだけが多いです。
どうしてその答えになるかという解説はほとんど見ていません。
実は私の学生時代との大きな違いは、今の問題集の解答・解説がかなり充実しているということです。
これは、分からない子どもが増えて、解説の重要性が増したことを表しています。
だからこそ間違った問題は、解説をしっかりと読んで、なぜその答えになるのかはっきりと理解することが大事です。
間違った理由を把握せずに、ただ間違いを赤ペンで修正することは、その問題だけにしか通用しない学習方法です。
そのために他の類似問題を解こうとしても正解することができません。
応用力が着いていないということです。
中学受験・高校受験をするならば、解答・解説の解説の部分をしっかりと学ぶ習慣を付けることが必要だということです。
更に、間違った問題を解説を見てなぜ間違ったか理由が「分かった」だけでなく、類似問題を解いてみて、「できる」状態にすることが得点力アップには必要になります。
間違い➡解説をもとに修正➡類似問題を解く➡できる
このサイクルができるといいですね。