頭の体操2(なぜ北海道なの?)
2019年04月12日
全国の物産展で一番の人気がある北海道。
当たり前のように「北海道」と言っていますが、なぜ北海道と呼ぶのか不思議に思ったことはありませんか。
九州は全て「県」、京都と大阪は「府」、東京は「都」ですが、北海道だけは「道」ですね。
更に不思議なのは「大分県」の場合は「大分」と言いますが、「北海道」の場合は「北海」とは呼ぶことがありません。
何故なんでしょうか?
昔、北海道は「蝦夷(えぞ)」と呼ばれていました。
明治政府はこの蝦夷を日本の領土とするために調査し、名前を付けることになりました。
京都が日本の都だった時代、周辺の広い地域を「道」として表し、次の七つが存在していました。
1.東山道 2.東海道 3.北陸道 4.山陽道 5.山陰道
6.南海道 7.西海道
これらの名前はJRの線路の名前に残っていますので、アッと気付く人もいると思います。
そこに北海道が入ってきて八つ目の「道」が誕生するわけです。
ただ、当初は「北加伊道」でした。
「加伊」という言葉は、北海道の先住民のアイヌ語から取ったものでした。
最終的には「加伊」は「海」に変わりましたが、これが北海道という名前が生まれた理由です。
因みに今は1つですが、実は明治時代に北海道は、函館県、札幌県、根室県の3つに分かれていた時期がありました。
ただ、人口の少なさから1つにまとまり今の北海道になりました。
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